ふぉ~ゆ~福田悠太(35)が14日、東京・自由劇場で、主演舞台「ボーイングボーイング」(29日まで)初日取材会に、共演の室龍太(32)松本明子(56)と出席した。

08年にトニー賞「リバイバル演劇作品賞」と「主演男優賞」を受賞し、世界中で繰り返し上演される人気コメディー。モテないロベール(福田)が、旧友の3股男・ベルナール(室)と再会したことから始まるドタバタを描く。

初回公演後、福田は「まあウケましたね。こんなにウケちゃっていいのかなっていうくらい。手応えバッチリでございます」と満面の笑み。非モテの役については「ジャニーズなのに普段からモテるタイプではない」と自虐しつつ、「僕のための役だなと。汗だくで頭をめちゃくちゃ使うけど、やれてよかった」と話した。

松本は、初共演となる福田と室について「2人の天才に囲まれて幸せな空間。何をやらかしても救ってくれる福田さんと、ムードメーカーの室さん。稽古場も和気あいあいです」。福田も「会った瞬間、うわ『電波少年』みたいな。世代なので」と松本との共演を喜んだ。また「カンパニーの長」という意味で松本からは「社長」と呼ばれており、「必ず帰りに『社長、お疲れさまでした!』と言ってくれる。そうすると僕みたいな人間はフリだと思って、ジャニー(喜多川)さんのモノマネをしちゃう。『今日もYOU頑張ったね』って。そんな会話ばかりしていたら、アッコさんが社長としか呼ばなくなった」と苦笑した。

福田と室とは親友役を演じた。仲を深めるため、稽古場から毎日電車で一緒に帰宅していたという。福田は「コロナ禍で食事には行けないので、帰り道だけは一緒に帰ろうと。『先に帰ってて』と言っても待っててくれる」と室に感謝。最初は「福田さん」と呼んでいた室も「福ちゃんさん」と呼び名を変え、「(舞台)裏で福ちゃんさんが笑いを取ってるのが悔しかった。関西人のさがなんでしょうね」と笑わせた。

京都・京都劇場(6月3~5日)でも上演。