NHK林理恵メディア総局長が21日、東京・渋谷の同局で定例会見を行った。

19年に亡くなった40代男性管理職が先月、渋谷労働基準監督署から労災認定を受けたことについて「亡くなった管理職は部下からも上司からも非常に信頼される職員でした。私としては、公共メディアをともに支える仲間を失ったことは痛恨の極みです」とコメントした。

NHKでは14年にも首都圏放送センター(現首都圏局)の佐戸未和記者(当時31)が心不全で亡くなり、長時間労働による過労死として17年に労災認定されている。以降働き方改革を推し進めてきたが「同じことが起きてしまったことは、放送現場を預かる身として深く反省しています。現場の1人1人が健やかにいきいきと仕事ができる組織にしていくことは私たちが大事にしてきたことだし、これからも大切にしていきたい。その実現に向けて努めていきたい」と述べた。