スギちゃん(49)が、BS朝日の旅番組「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」(火曜午後10時半)4日放送回から2代目の“旅する人”として番組の顔を務める。都内で日刊スポーツなどの取材に応じ、制作側の要望でトレードマークのGジャン、半ズボンを脱ぎ捨て、前髪のセットもなしで出演したと明かし「スギちゃん要素を出すとNGが出る。ワイルドとは全く違う杉山英司として旅した感じ。ここまでカメラを意識しない番組は初めて」と語った。

スギちゃんの主な一問一答は以下の通り。

-“旅する人”のオファーを受けたときの感想

めちゃくちゃうれしかったです。コロナ禍で海外に行くことができず、YouTubeで海外の動画をいろいろ見ていて、海外欲求がすごく高まっていたので、番組からの出演オファーは、願いが通じたと思いました。

-1回目はシンガポールを旅した

以前、家族でシンガポールに行ったことがありますが、そのときは中心部しか行きませんでした。今回、「こんないろんな面があるんだ」と改めてシンガポールを再認識、再発見することができました。収録は普通に楽しんでいただけです。久しぶりに海外に行き、一駅降りるごとに感動していましたね。(初代“旅する人”no)ヒロシも自然体でしたので、それにならって声を張ることすら忘れていました

-現地の人々とのコミュニケーションは?

和製英語で、知っている単語を並べただけ。それでも、意外と成立していました。とはいえ、たまに聞き間違いがお互いあって、英語圏ではないところは厳しかったですね。何を言っても通じないので、そこからはもう気持ちで伝えるしかなくて。日本語が通じるところはほぼなかったです。それと日本人が海外に行けてないのを実感することがあって、まず「中国人ですか?」と聞かれるんです。シンガポールでも「日本人ですか?」は一度もありませんでした。

-収録で印象に残っていることは?

一切、情報がない駅で降りるのは、ちょっと楽しいです。「こんなに面白いんだ」、「ガイドブックに載っていないことがこんなにあるんだ」、「こんなところに名店があるんだ」と新たな発見がいっぱいありましたし、おもしろい人たちとたくさん出会えました。有名じゃないところにも行ったので、それが良かったのかも。そういうところだからこそ、記憶に残っているのかもしれません。

-この番組の目標は?

シンガポールでは、1駅違うだけでとても雰囲気が変わるので驚きました。視聴者の皆さんには、「この国に行きたい」ではなく、「この国のこの駅いいな」って思ってもらえる、ガイドブックのような番組になれたらと思います。今後、「何冊目のパスポートだ?」っていうくらい、はんこを押してもらいたいし、空港に行ったら「また迷宮グルメで海外に行くんですか?」と声をかけられるぐらい“「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」のスギちゃん”として認知されたいですね。

-現在49歳。40代の終わりにこの番組と出会えた

海外に行けるチャンスが、あとどのくらいあるのか考えていたので『この番組でもっと行け』って言われているような気がして。大きいことをいえば、世界平和に貢献するような活動ができたらうれしいですね。俺は自分のことを旅人だと思っています(笑い)。人と壁を作らないタイプなので、それが強みではないかと。「敵じゃないですよ」という雰囲気を出せるので出会った人と楽しくコミュニケーションが取れるし元々、旅向きの人間だと思います。

-新たな“旅する人”として意気込み

ヒロシがものすごく良い番組を作っていたので、プレッシャーはありますが、ぜひ「スギちゃんもいいじゃないか」と優しい目で、長い目でご覧ください。まずはヒロシの記録を抜きたい(笑い)。あまり記憶力が良いほうではないので、きっと同じ国の同じ駅に降りても、新鮮なリアクションを取る自信があります(笑い)。この番組を長く続けて、「スギちゃんと一緒に旅した」と視聴者の皆さんに錯覚してもらえるような番組になったら、すてきだと思います。

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