少年院を出院したアイドルとして知られ、元アイドルグループ「ZOC」のメンバーとしても活躍した戦慄かなの(24)が1日までにインスタグラムでライブ配信を実施。トラブルが生じて裁判沙汰になっていたアイドルグループMETAMUSE(旧ZOC)から謝罪を受けた件について報告し、これまで苦しんだ2年半の期間を涙ながらに振り返った。

戦慄は「2年半続いていた裁判に決着がつきました」と報告。「今更って思う人もいるかもしれないけど、私は今日の日のためにずっとがんばっていました」という。問題となっていたのは戦慄がZOCを卒業した2020年7月の出来事で、脱退理由についてメンバーの西井万理那が戦慄の薬物使用をツイッターで示唆したことや、ユーチューバーへの事実無根の情報の“タレコミ”。これらについて戦慄は法的措置を講じ、「私が否定していたことが(裁判で)認められ、先方から和解での決着を望まれたので、何よりも謝罪してもらうことが私の希望だったので、この度、双方で合意し、和解した」と経緯を説明した。

ただ、METAMUSEの公式サイトに掲出された「和解のご報告」の文面については、「当初、裁判所を通じて先方から提示をされていた文言と明らかな相違があった」という。「私が聞いていた文言と全然違って、結構、ニュアンスが変わっていたので、これはありえない、と、こちらの弁護士を通じて修正を依頼し、対応していただきました」と、すでに修正依頼を出して対応済みだとした。

今回、文書を通じての和解となったが、戦慄は「本当は西井さんからの直接の謝罪がほしかったなと思いました。それが少し残念だった」と複雑な思いを吐露。涙で声を震わせながら「この2年半近く、毎日この事件のことを思い出さない日はなくて、ずっとつらかった。仕事ができなくなるんじゃないかってすごく怖がりながらずっと仕事をしていたので、とりあえずこうやって謝罪をしていただけたことは良かったのかなと思います」と語った。

「もっと話したいことがたくさんある」としながらも、和解によって守秘義務が生じ、「これ以上は言及しません」と戦慄。「今ある仕事を頑張ろうと思います。ご心配をかけた皆様、ずっと応援してくれているファンのみんな、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と呼びかけた。