大貫妙子(69)が2日、ツイッターを更新。がんで闘病中だった坂本龍一さん(さかもと・りゅういち、本名同じ)が、3月28日に71歳で亡くなったと前日2日に発表されたことを受けて、追悼のコメントを発表した。

「音楽を創る作業、作曲は身を削るような仕事です。自分の中にあるたくさんの感情、喜び哀しみを含む多様な事実と真正面から向き合わなければ、蓄積してこないものであって。だからこそ、美しいメロディーは人の心を動かすのだと思います。そうした珠玉の作品を、私達に残してくれました」

大貫は、坂本さんが2003年(平15)から20年にわたってナビゲーターを務めてきたJ-WAVE(東京)の番組「RADIO SAKAMOTO」が、3月5日深夜0時からの放送で最終回を迎えた際、病気療養中の坂本さんに代わって進行し、番組の最後を締めくくった。

最終回では、坂本さんがテキスト・コメントで出演する。さらに、イエロー・マジック・オーケストラでともに活動してきた中、1月11日に脳腫瘍により併発した誤嚥(ごえん)性肺炎で70歳で亡くなった盟友・高橋幸宏さんの楽曲5選も紹介した。

大貫は「なにより、気骨ある人でした。坂本さんとご縁の深かった方のご好意により荼毘に付す前日、お会いすることが叶いました。肉体に宿ったすべての苦しみから解き放たれ本当に安らかで綺麗なお顔でした。家族に見守られ安心して旅立ったことを思います ありがとう坂本さん 大貫妙子」と感謝の思いで締めた。