声優神谷明(76)が17日、大阪市北区のTOHOシネマズ梅田で、アニメ映画「劇場版シティーハンター」(こだま兼嗣総監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

神谷は、最初のあいさつで「俺の名は冴羽■。都会に巣くう虫けらどもを掃除する、それが俺の仕事」「俺は都会のスイーパー!人呼んでシティーハンター!」。87年にスタートしたテレビ「シティーハンター」シリーズから主人公の冴羽■を演じており、いきなり名刺代わりのあいさつでわかせた。

続いて、「槇村薫」の伊倉一恵は「もっこり■には100トンハンマー!」。キャラクターになりきって、イベントが進行した。

おなじみ「もっこり」のフレーズに、神谷は「とにかく自分が照れないように、明るく話そう! と心がけてました」。ただし、「残念なのが、(これだけ使い続けているのに)まだ広辞苑には載ってないんです。広辞苑には『こんもり』までしかないんです。皆さま、もう一息ですよ」とおどけながら呼びかけた。

前作から4年半。神谷は「前作はコロナ前だったし、今はコロナが落ち着いたころに公開を迎えられてちょうどよかった」とも。その内容については「シナリオで読むと、アクションシーンが文字で詳細に書かれていたのですが、すごい内容で。どうやって映像化するのかと思いました」と振り返った。

盛り上がった舞台あいさつは、場所が大阪ということもあって、阪神が18年ぶりに遂げた「アレ」の話題へ、神谷は、大阪の印象を聞かれると「それはもちろん、皆さん『アレ』おめでとうございます!」と、関西のファンを祝福した。

かつては「巨人ファンだった」という神谷は、野球好きで知られる。それだけに、阪神が優勝を決めた試合をCS放送で見ていたといい「感動しました!昔はジャイアンツファンでしたけど、途中から頑張ってるチームを応援していくようになって。今年の阪神はドラマチックで、佐藤(輝)選手の使い方とかすごい気になってました」と語った。

また、岡田彰布監督とは「オリックスの監督時代にお会いしたことがあります」とし、「今年は名采配でしたね」と、感慨深い面持ちで話した。

その後、次作へ話が及び、神谷は「僕たちの夢は、本作の続きである『アレ(次回作)』を作ることでございます。そのためには皆さんのたくさんの応援と多くの皆さまにこの映画の素晴らしさを伝えていただきたいです。シティーンター、これからも、もっこり! よろしくお願いします!」と締めていた。

■=狩の守が僚のツクリ