黒柳徹子(90)が14日、映画「窓ぎわのトットちゃん」公開記念ティーチイン付き舞台あいさつに登壇し、100歳までの長生きを宣言した。

黒柳はこの日、一般の観客の質問に回答するティーチインを初めて実施。壇上にはイスが2つ並べられ、その横の長椅子に観客が座って会話するという、さながら「徹子の部屋」の空間で会話を楽しんだ。

舞台あいさつの終盤、黒柳は「さっき、ここの壇上に上がってくださった方が小さい声で『100歳まで生きてくださいね』と言ってくださったんです。とてもうれしかった」と明かした。この日、壇上に上がった観客の中には黒柳との対面に感激し、号泣する人も多かった。そして「100歳まで生きるつもりでいるので、みなさんも長生きして下さい。わたしが100歳まで生きて、テレビに出たりするのを見てもらえたらとってもうれしいです。わたしは長生きしますので、安心してください」と笑顔で観客に語りかけた。映画については「純粋なものが損なわれている時代に純粋なものとか、優しさとかが描かれていてうれしいなと思いました。監督にお礼を申し上げたい」と感謝した。

八鍬新之助監督(42)も登壇し、映画の公開後に黒柳の母校で劇中にも登場する「トモエ学園」の出身者から手紙が届いたことを明かした。「その方は途中で国民学校に転校した方。転校した先で『トモエ学園』になかったものをたたき込まれて戸惑ったこともあったそうです。戦時中に『トモエ学園』にいたことを恥ずかしく思っていたけど、徹子さんが(本を)出版された時にそれが誇りに変わったと」と反響を肌で感じたという。