お笑いタレントの西川きよし(77)、漫才コンビ、オール阪神・巨人、吉本新喜劇の吉田裕(44)ら、吉本のお笑い芸人が13日、大阪市のなんばグランド花月前で、能登半島地震の被災者支援、被災地域の復興支援に向けた募金活動を呼びかけた。

吉本の各劇場では7日から募金箱を設置していたが、タレントが呼びかけを行うのはこの日が初めて。

旗振り役となったきよしは「被害を受けられた方が、1日も早く普通の生活を送ることができるよう願うばかり。普段は我々が応援いただいているので、微力ながら活動させてもらった」。多くの観客や通行人から募金が行われ、「『人情紙の如し(=人の心は軽薄であるということ)』という言葉もあるけど、まだまだ愛情がいっぱい」と人々の助け合いの精神にしみじみ。「まじめに小さなことからこつこつと助け合っていきたい。少しでもお力になれたら」と語った。

阪神も「たくさん募金いただいて、えらいもんですね。ちょっとでも復興のために、こうして立ち上がらないと」と多くの人の支援に感謝。巨人は「現地に行かせてもらえる状態になったら、邪魔にならないように炊き出しも行きたいし、漫才をさせてもらえるなら、笑ってもらいたい」と、本業の“笑い”での支援も約束した。