人気漫才コンビ「ミルクボーイ」が、主催するイベント「漫才ブーム」の全国ツアーを行うことになり、25日、大阪・難波八坂神社でその内容が発表された。

「漫才ブーム」は2017年からミルクボーイ、金属バット、ツートライブ、デルマパンゲの4組によって始まり「ひたすら漫才をする」という形で継続されてきた。

この日、ミルクボーイの内海崇(38)が「今年から10年間、2033年まで、47都道府県をツアーで回ります。この4組で」と宣言。かつてミルクボーイがスランプに陥っていた際、4組が切磋琢磨(せっさたくま)することで、M-1グランプリ優勝(19年)まで上り詰めた経験を踏まえ、壮大なプランを語った。

ツアー名は「漫才ブーム 10年間ツアー(2024-2033)」。この日、メンバーの抽選によって初年度の訪問地が沖縄、香川、三重、青森と決まった。具体的な日程や会場などは、これから調整する。

ツートライブたかのり(39)が「2カ月ほど前、この4組で営業の仕事に行く機会があって。バスの中で一気にツアーの話がまとまりました」と話すと、金属バット友保(38)は「そのときはバスで寝ていて、起きたらツアーの話が固まっていた。5年間、このメンバーで沖縄に行ったときは楽しかった。また8人が行くのが楽しみ」。

デルマパンゲ迫田(38)は「この先の10年間、8人が健康でいて、警察の世話にならないようにしたい。泊まりは大部屋で8人が雑魚寝するのも楽しいかも」と、仲の良さを語った。

10年後のツアー完走時には、ツアーの模様がDVDなど映像化されることも発表された。YouTube「ムーブ才漫」も開設され、ツアーの裏側を紹介していくという。

内海は「これから漫才師として成熟していく世代。コンビの解散などせず、10年間みんなで頑張っていこう!」と力を込めた。