22年10月に交通事故に遭い81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻である歌手三代純歌(55)が27日、都内で会見を開き、新潮社など出版社3社に名誉を毀損(きそん)されたとして、計8250万円の金銭賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。

一部週刊誌による、「モンスター妻」「鬼妻」などの報道や、「ドリフターズの加藤茶から『こんなことになったのはあんたのせいだ!』と叱責(しっせき)された」「戒名料を着服しようと相談した」などと書かれたことに対して、事実無根、名誉毀損(きそん)であると主張。「週刊新潮」を発行する新潮社には2200万円、「女性自身」を発行する光文社には4400万円、「週刊女性」を発行する主婦と生活社には1650万円をそれぞれ請求した。

三代は「週刊誌って自分のもうけのためにうその内容を載せるのかなって思いました」と語り、「月刊1億PVあるサイトで拡散、発信している。鬼妻、モンスター、どんな人間だと思いますか? 外に出て行けばみんな敵のように思えて、生きていくことすら嫌になった」と吐露。「収益のために週刊誌がこんなことを書くのかと、本当に許せない気持ちで一杯です」と怒りをあらわにした。