俳優神木隆之介(30)が13日、東京・豊島区立池袋中学で卒業式の予行演習にサプライズで登場した。「意識高すぎ!高杉くん」としてCM出演するauの卒業応援企画「さぁ、何やる?青春式」のサプライズ。

同校の約350人の生徒を前に、まずはCMに教師役で出演している女優西野七瀬(29)がビデオメッセージでサプライズ出演してエールを送った。そして最後に「もう1人います」と紹介すると、会場の後方から神木が登場してステージに上がった。

神木が「高杉です」と手を振ると、生徒たちから大歓声。「au高杉知ってる人、手を挙げて」と聞くと大部分も手を挙げた。そして「もし知らなかったら、テレビ、YouTubeで見てください」と話した。

そして、卒業予定の3年生3人をステージに上げて、卒業したらやりたいことを質問。薬剤師、弓道部、サッカー部など希望を話す3年生に、神木は「メチャクチャ応援しています。何をしたらいいんだろうと不安になるかもしれないけど、ここにいる皆さん、キラキラしています」と笑顔を見せた。

そして、全生徒をバックにした記念撮影の後に「本当にありがとうございます。急に出て来たのに、皆さんが心地よく迎えてくれた。夢を持つことは大切なことなんですけど、僕も小さい頃に俳優になりたい夢を持ってたけど、確固たる目標はなかった」と振り返った。

公開中の主演映画「ゴジラ-1.0」が日本映画として初のアカデミー賞視覚効果賞を10日に受賞したばかりだが「海外でやりたいとか目標はなかった。目の前の作品をしっかりやっていくことだった。大きな目標を持って頑張って行くのは大切だけど、何を頑張って行くか見つからないのも大事なこと。いつかは『これ、やりたい』と思うから。誰もが持てる共通の目標ですぐできるのは、自分が大切だと思う人を笑顔にすること。これからの人生を思いっきり楽しんで。ずっと応援しています」とエールを送った。