テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)が26日、放送された。ドジャース大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱えて大谷の銀行口座から返済が行われ解雇された一連の騒動に関して会見で声明を発表したことを特集した。

ゲスト出演した国際弁護士の清原博氏は、大谷が会見で「弁護士の人たちはこれは窃盗と詐欺なので警察当局に引き渡す報告した」と語ったことから、量刑を推察した。「アメリカの代理人弁護士によると窃盗と詐欺としか、今までは窃盗しか出てこなかったんですけど、初めて詐欺っていう言葉が出てきたんですね」と切り出した。

そして「カリフォルニア州の刑法では、インターネット詐欺という直接の規定はないんですけど、インターネットを使った詐欺の場合は2つの犯罪、つまり窃盗とインターネットによる銀行口座への不正アクセス罪を2つセットにしてインターネット詐欺といっている」と語った。

さらに「今まさに弁護士が言っている窃盗と詐欺というのは、厳密にいうと窃盗と不正アクセス罪の2つであって、窃盗の場合は量刑が3年以下の禁錮または1万ドル以下の罰金。不正アクセス罪も同じで、アメリカの場合は単純に合算しますので、アメリカの弁護士の主張通り、窃盗と詐欺であるならば、水原さんには最高で6年以下の禁錮刑、または2万ドル以下の罰金となる」と解説した。

大谷は会見内で、自身の賭博への関与は一切なく、お金が送金されたことを開幕戦直後のミーティングで初めて知ったと明かした。「僕自身は、何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことも、もちろん全くありません」と関与を完全に否定。「数日前まで彼がそういうことをしていたのも全く知りませんでした」と明かし「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなにうそをついていたというのが結論」と話した。