22年10月に交通事故により、81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌(57)が29日、東京地裁で、「週刊女性」の記事に関する口頭弁論に出廷した。

三代は22年11月発売の同誌など3誌で「病院で(三代が)ドリフターズの加藤茶に大声で怒鳴られた」などと書かれた記事が虚偽であるとし、昨年、「3社が結託し悪質な捏造(ねつぞう)記事を掲載した」と主張。民事訴訟を起こすとともに神奈川県警本部に刑事告訴していた。

法廷では、加藤に怒鳴られた事実は存在しないと改めて否定。当時の加藤の様子について「終始沈黙していた」と話した。

また、仲本が搬送された病院に向かう際の服装を、胸元が開いた黒い服にミニスカートを履いて不謹慎だ、と記載された点についても「黒ではあるがそのような服ではない。服を選べる状況ではなく、朝に着替えたまま」と否定した。

週刊誌の記事が出たことで「仲本と50年一緒に仕事をした加藤が言ったなら本当だ、と世間は思うだろう」と話し、「仕事で営業をかけてもうまくいかず、(プライベートでは)不動産屋からも断られた」と主張した。

弁護人から、何か言いたいことはあるかと聞かれると「週刊誌にはものすごい力がある。全国の人が見る機会があるものにうそを書いて1人の人間を追い込むのは『集団リンチ』だ。(本が)売れればそれで良いのですか」と怒りをにじませた。

被告側の弁護人からは三代と加藤の日常的な交流について質問があり「ドリフの3人の歌の仕事に呼ばれたり、(三代の)店に来たりなど年に何度か会っていた。コロナ禍になってからはそれほど会っていない」と答えた。また、仲本の死後は交流がないことも確認された。

裁判を終えて報道陣の取材に対応した際には「和解のつもりはない。金額の問題ではなく、(当該記事の掲載自体が)あってはならないことなので」と最後まで争う意向を見せた。