ジャーナリストの岩田明子氏が11日放送のカンテレ「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜午後1時50分=関西地区)に出演。かつての“料亭政治”時代の思い出について振り返った。
この日の番組では、お笑いコンビ「メッセンジャー」黒田有(55)と岩田氏という同年代の2人が、過去の思い出についてトーク。
2人が高校生だった1988年(昭63)に問題となった「リクルート事件」に話が及ぶと、ここから当時の「政治とカネ」の話に発展していった。
岩田氏は、「聞くところによればね、びっくりしたんだけど、昔の政治家は、札束を普通の紙袋に入れて、新幹線の網棚にボーンと上げたりしていた時代だからね。あとゴルフバッグに入れて運んでいたりとか、そういう時代だった聞いてるからね」と話した。
さらに、「与野党の国対っていうのがあって。国会対策を話し合う。表ではドンパチやるけど、裏ではやっぱり食事したり、いろいろ『よしなに』みたいな感じでスーツのお仕立券を渡したり。あとようかんを渡したら、その下にお金が入ってて、慌てて返したっていうのも割と…」と往事を語った。
また、「昔は赤坂には料亭がいっぱいあったし、芸者さんもいっぱいいたし、あとフィクサーという存在もいたし…。(今は)フィクサーは、ほぼいなくなりましたね」とも。
岩田氏はNHKの政治部記者時代に、総理番を務めて動静を追ったが、「(会合は)ほぼ料亭でしたよね。そこの前で立って待ってるんだけど。森(喜朗)さんだとね…。私たち外で立って待ってる。『2時間で終わんないかな』って思うんだけど、(料亭に)生バンドとか入ってくると、(カラオケが始まるので)『ああ、もうダメだ、5時間コースだ』って絶望しながら…」と述懐。
「小泉(純一郎)さんは料亭行かなくて、フレンチとか。でも結構芸者さん好きだったけどね。芸者さんもそばで聞いてるから、情報漏れちゃうでしょうにと思いましたけど、これが昔の芸者さんはしゃべらなくて…」と語った。
ある時、岩田氏が赤坂の美容室に行くと、90歳ぐらいの女性がパーマをかけており、「もしかして芸者さんだった?」と質問。女性は「そうよ」と応じ、とある大物政治家の「愛人だった」と打ち明けた。
「ナベツネ(渡辺恒雄)さんも私のところに夜回りかけてきたけど、私は何もしゃべらなかったわって…」と、思わぬ話を聞いたこともあったという。
しかし、昨今は「料亭がだいぶなくなりましたね。お座敷がなくなって、芸者さんのお仕事も減っちゃって。日本の文化がちょっと危機的かなって思ったり…」と話していた。



