歌手甲斐よしひろ(55)が7日に発売する著書「画面の告白」(日刊スポーツ出版社=1600円)で、昨年秋に亡くなった俳優緒形拳さんを追悼するエッセーを書いている。

 同書は昨年8月まで日刊スポーツで連載したコラム「KAI感!」に加筆修正して構成された。緒形さんへのエッセーは新作として書き下ろされたもので、遺作となった昨年秋放送のフジテレビ「風のガーデン」を取りつかれたように見たことが書かれた。甲斐はもともと緒形さんのファンで思い入れが深かった。「緒形拳」とタイトルされたエッセーはすでに緒形さんのスタッッフが目を通し「光栄です」と喜んでいる。

 同書の発売当日は甲斐が率いる甲斐バンド最後のライブが東京・日本武道館で行われる。会場には「画面の告白」と甲斐が昨年11月に発売した「九州少年」(ランダムハウス講談社=1500円)を販売する特設ブースがつくられる。武道館公演としては異例の書籍専門コーナーとなる。

 また、11日午後4時から東京・神保町の三省堂書店神保町本店でサイン会を行う。「画面の告白」の発売以降、2作のうちいずれかを同店で購入すると限定200人に整理券が配布される。問い合わせは電話03・3233・3312(代表)。

 [2009年2月5日6時36分]ソーシャルブックマーク