シンガー・ソングライター小田和正(64)が29日、約2年ぶりの全国ツアー「“どーも

 どーも”

 その日が来るまで」を東京ドームで行った。

 単独アーティストとして史上最年長の5大ドームツアー記録を更新した。

 オープニング曲を歌い終え「日々被災地の人たちを思い、きっと訪れるであろうその日を目指しさらに進んでいきたいと思います」と被災地へメッセージを送った。

 東日本大震災で被害を受けた宮城県で大学時代を過ごし、思い出も多い仙台での公演が中止となった。そのため一時はツアー自体の中止も考えたという。

 ツアーは5月の長野ビッグハットからスタート。10月26日横浜アリーナまで全国25会場48公演を周る。

 震災の影響で3月に予定していた宮城、岩手、秋田などの7公演が中止となったが、振り替え公演を含めファイナル公演まで約67万人の動員を予定。ツアーを乗り越えるためジムに通い、ツアー中でもランニングを欠かさず身体を鍛えてきた。

 ステージでは約500メートルの花道を思いっきり走り、念願の自転車で歌うことも披露。花道を下りてファンとも歌うなど約3時間のステージで38曲を熱唱した。最後に、「きっと来年、みんなの気持ちを持って東北の方へ行ってくることとなります」と話すと約5万人のファンから拍手が起こった。