ケーキ1年分をゲット!!

 日中韓3カ国が進める文化交流事業「東アジア文化都市2014横浜」の広報親善大使を務める6人組アイドルグループでんぱ組.inc(以下=でんぱ組)の最上もががケーキ1年分券を獲得した。

 でんぱ組は25日、パシフィコ横浜で開催された文化イベントに出席した。横浜市出身のお笑いコンビ「横浜ヨコハマ」が講師役を務め、でんぱ組は生徒役で“特別授業”が行われた。横浜市の歴史や文化を学ぶための授業で、クイズ形式で計3問が出題された。

 結果、最上もがが2問正解し、優秀賞を受賞。賞品として横浜市の老舗洋菓子店「プチ・フルール」のケーキ1年分券が贈られた。最上は「めちゃくちゃうれしい!!

 横浜市に5店舗あるということなので、いつでも立ち寄れる」と声をはずませた。すぐに、ほかの5人のメンバーからケーキの山分けを求められると「みんな食いしん坊だからな~。しょうがない、あげよう」と快諾。一方で「どうしよう、これでみんなが激太りしたら…」と不安な表情もみせていた。

 また、クイズ2問目で「横浜市発祥の食べ物ではないものは?

 」という6択の問題があった。選択肢は「アイス」「ナポリタン」「ビール」「オムライス」「家系ラーメン」「パン」。正解は「オムライス」でメンバー全員が不正解だった。

 その後、「横浜での理想デート」をメンバーそれぞれが各コマを担当し、6コマ漫画で表現するという問題が出題された。その際に、古川未鈴が「朝食でオムライスデート」という絵を描き、会場は大爆笑となった。メンバーからは「さっきの問題を聞いてた?

 横浜市は、オムライスの発祥の地じゃないんだよ」などと厳しい言葉が飛んだ。古川も「本当に、ごめんなさい!!」と何度も頭を下げ、来場者約200人の笑いを誘っていた。

 でんぱ組は同日夜、同所で行われた「東アジア文化都市2014横浜」のオープニング式典コンサートに出演し、大トリを務めた。オーケストラと初めてコラボし、「でんでんぱっしょん」など計4曲を披露。政府関係者らがいる中、サイリウムを持ったファンがオタ芸(独特な掛け声)で応援し、ホールは異様な雰囲気に包まれた。パンダのバッジを左胸に付けた衣装で出演した藤崎彩音は「音がキレイで、でんぱ組の曲じゃないみたいでした」と驚いた。

 カーテンコールでは、中国の二胡奏者ウェイウェイ・ウー氏と、韓国のテノール歌手ベー・チェチョル氏と初共演して「故郷」を熱唱した。成瀬瑛美は「言葉は通じなくてもパッション(情熱)は通じた」。夢眠ねむは「日中韓のアーティストが日本の歌『故郷』を歌って、まさかここまでマッチするとは思いませんでした」と驚きを隠せない様子で語った。