テレビ朝日系で今夏放送される「世界水泳上海2011」(7月16日開幕)のテーマソングとして、01年同福岡大会のテーマソングだったB’zの「ultra

 soul」が10年ぶりに新バージョンで復活することが30日、分かった。

 スイマーたちのために作られた名曲が帰ってくる。01年当時は大会テーマソングとしてたびたび流れ、約90万枚を売り上げる大ヒット曲になった。同曲のミュージックビデオもB’zの松本孝弘と稲葉浩志がプールの水面で演奏する演出で、「世界水泳」=「ultra

 soul」というほど強い印象を植えつけた。

 世界水泳の放送開始10周年を迎える同局の「初心に戻って水泳世界一決定戦の面白さを伝えたい」という意向をB’z側が快諾して実現した。“2011年バージョン”として新たにレコーディングもされ、「表舞台に立つまで、そして、栄光をつかむまでのアスリートのみなさんの過酷な日々をたたえた、新録『ultra

 soul

 2011』とともに、今年の上海大会を僕たちも応援したいと思います」とメッセージを寄せた。

 今大会の注目はやはり世界王者の北島康介(28=日本コカ・コーラ)だ。4月の代表選考会では好記録を連発。世界新記録での金メダルも射程圏内だ。北島は「ultra

 soul」が流れた01年大会の平泳ぎ200メートルで3位に入り、世界大会初のメダルを獲得した。快進撃の始まりでもあった大会だけに同曲への思い入れも深く、「テーマソングとして流れると、あのころの若かった時の気持ちを思い出すと思うし、その気持ちを胸に勝負しにいけるんじゃないかなと思います」と気合も入るという。

 ほかにも4月の選考会の平泳ぎ200メートルで北島に勝利した冨田尚弥(22)や背泳ぎの入江陵介(21)古賀淳也(23)、バタフライの松田丈志(26)、女子では背泳ぎの寺川綾(26)らにメダルの期待がかかる。