将棋の藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠(たくみ)七段(21)の挑戦を受ける第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第1局が4日、富山県魚津市の新川文化ホールで行われる。
2人のタイトル戦での対決は昨年の竜王戦7番勝負以来、約3カ月ぶり2度目となる。藤井は棋王初防衛、伊藤は初タイトル獲得を目指す。
両者は3日、前日検分後、魚津市内で行われた前夜祭に参加した。司会者が2人に能登半島地震で被災した北陸への思いを魚津市の印象を聞かれた藤井は「被災された方にお見舞い申し上げます。たいへんな状況の中で準備していただき、こうして対局ができることをありがたく思っています」と感謝した。
伊藤は「能登半島地震で被災された方にはお見舞い申し上げます。棋士として、いい将棋を指して、少しでも勇気づけることができればと思っています」と被災地へ思いをはせ、奮闘を誓った。「魚津市は蜃気楼(しんきろう)が春に見ることができると聞いています。いつか見ることができればと思っています」と話した。
続いて司会者から相手の印象を聞かれた藤井は「さきほど魚津市の印象を、すいません、言い忘れてました」と謝ると、会場は笑いに包まれた。「蜃気楼(しんきろう)は先に伊藤七段に言われてしまったので」と話すと、再び笑いが。「魚津埋没林というのがあると聞いています。ぜひ、見に行きたいな」と、伊藤に負けない“妙手”で応じた。
◆第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負の日程
▼第1局 2月4日、富山県魚津市「新川文化ホール」
▼第2局 同24日、石川県金沢市「北国新聞会館」
▼第3局 3月3日、新潟県新潟市「新潟グランドホテル」
▼第4局 同17日、栃木県日光市鬼怒川温泉「日光きぬ川スパホテル三日月」
▼第5局 同26日、東京都渋谷区「東郷神社」

