日本維新の会に離党届を提出した梅村みずほ参院議員は21日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、離党届提出の理由と経緯についてつづった長文の文書を公開した。
「去る4月16日、私梅村みずほは所属政党日本維新の会に対し前原誠司共同代表を通じて離党届を提出いたしました。離党理由及び経緯等は以下の通りです」とした上で「日本維新の会には大恩があり離党理由の公表はためらわれましたが、今後の党発展の一助になればとの思いで決断した旨ご理解いただけますと幸いです」として、理由や経緯の公表に踏み切った理由にも触れた。
添付された文書では、離党理由として「日本維新の会のガバナンス不全」と記された。梅村氏は参院大阪選挙区選出で、今夏の参院選で改選を迎える予定だったが、党が同選挙区の公認候補を予備選で選ぶ方針を示し、梅村氏は現職だが敗れていた。
梅村氏は、予備選の結果は「離党理由とは一切関係ありません」と主張。当初は任期満了までは維新の特別党員として在籍し、参院選でも党公認候補を応援するつもりだったとした上で「離党のきっかけとなったのは当該予備選挙日翌日に行われた岩谷良平幹事長の記者会見です」と記した。 岩谷氏から「今回に限った措置」「大阪維新の選対中心に決定したことで全て詳細把握をしているわけではない」「初の試みであったから精査して次回実施については大阪維新の選対を中心に議論されるべき」という趣旨の発言があったとして「現職議員の政治声明に関わるほどの重い選挙システムならば対象やタイミング等の各論点を広く党内全体で十分に議論し『ルール化』することが当然であり、今回のようなクローズドの場で数人によって決定し、国会審議が忙しくなるタイミングで実施され、たった1回で終わる選挙であればその妥当性は疑われて然るべきものです」と、党の対応を疑問視した。
「我々はルールメーカーですので本来は制度を定めてから実施するのが筋ですが、幹事長にはせめて『1度でも実施したからには大阪府内の国政候補については当然実施すべき』とご発言いただきたかったのが本音」とも記した。
さらに「本予備選の責任者が不在であることも大きな問題」として「私が政治生命をかけて党内の予備選挙を必死に戦うことができたのは、今後新しいルールとなるであろう予備選挙をなんとか良いものにしたいという思いからであり、決して今回限りの次の実施もわからないトライアルのためではありません」と主張。「予備選挙後に明らかになった日本維新の会の脆弱なガバナンスを目の当たりにし、党内における自分の存在が途端にちっぽけなものに感じられました」とも記した。
残りの任期で、仕事を「心穏やかに悔いなく進めるためにも離党することが好ましいと考え今回の決断に至りました」とした上で、自身の今後についても言及。離党届の扱いが話し合われる4月27日の党役員会で判断が出るまでは、維新の議員として活動を続けるとした上で、離党届が受理された場合は「今後行われる参議院議員選挙ならびに衆議院議員選挙その他の選挙に挑戦するか否かについては白紙の状態です」と、記した。
梅村氏は2019年参院選大阪選挙区に維新から出馬し、トップの票数で初当選。現在1期目。

