【東京11R・ヴィクトリアM】

◎(11)ナミュール

○(8)ララクリスティーヌ

▲(12)ナムラクレア

☆(2)スターズオンアース

△(1)ロータスランド


今週の東京競馬場は土曜日が雨の予報ですが、日曜日は競馬開催中にはほとんど降らないらしいです。ただそれでも先週かなりの雨量(日、月で42・5ミリ)でしたし、今週からBコース替わりではありますが、外の方が伸びる馬場の可能性が高いと考えています。

春の東京芝1600メートルのG1・3レースは良馬場で行われることが断然多いことは確かですが、やや重~不良のケースも何回かはありました。NHKマイルCは先週を含めてやや重だけで3回(1998年エルコンドルパサー、2007年ピンクカメオ、2023年シャンパンカラー)、ヴィクトリアMもやや重のみで3回(2006年ダンスインザムード、2017年アドマイヤリード、2018年ジュールポレール)、安田記念はG1制定後38年間でやや重が3回(1989年バンブーメモリー、2004年ツルマルボーイ、2020年グランアレグリア)、重が1回(1987年フレッシュボイス)、不良が2回(1998年タイキシャトル、2017年ジャスタウェイ)と合計82回中12回が良馬場以外で行われました。他の競馬場や他の距離では馬場が悪くなると差しづらくなる傾向があり、先週の新潟大賞典でも不良馬場で外を回った差し追い込み馬は離される一方となり、2着と3着の間は8馬身差もつきました。

しかし馬場がいい時期の東京マイル戦だと良馬場と比べて上がりが掛かる分、外を回った差し追い込み馬が届く展開になることが多いです。

今年のヴィクトリアMは逃げ先行馬が少なくスローペースの可能性が高いでしょうが、それでも道悪になると差せる馬場になるのがこの時期の東京マイルの特徴だと考えています。昨年も逃げ先行型は手薄で、18番人気のローザノワールが5ハロン58・0秒のペースで逃げて3着とは鼻差の4着に粘りました。

昨年走った馬で今年も出ているのは1着ソダシ、5着ソングライン、11着ディヴィーナ、14着アンドヴァラナウト、16着クリノプレミアムの5頭。ソダシは馬場が渋っても問題なく走れると思いますが、昨年は2着ファインルージュも5着ソングラインもつまずく不利があり2馬身という着差ほど強い競馬ではなかった。

さらに大外枠を引き強引な競馬をせざるを得なくなる可能性もあるのでここは思い切って無印としました。

人気を分けると思われる☆スターズオンアースは大阪杯2着後のルメール騎手が、大跳びで2400メートル向きの馬だからとコメントしていた点が気になります。叔母に当たるソウルスターリングは道悪があまり得意ではありませんでしたし、アーモンドアイやグランアレグリアと同じに考えるのは危険とみて4番手の押さえ評価としました。

◎ナミュールはキョウエイマーチのひ孫に当たる血筋だけにオークスの0・4秒差3着はかなりの好走。2歳時の赤松賞では☆スターズオンアースに0・5秒差で勝っていますし、前走東京新聞杯も56キロを背負って頭差2着。1分31秒8は東京新聞杯史上最も早いタイムでした。ここは適性も切れ味も条件がそろったとみて1着固定にします。

○ララクリスティーヌは全【6・3・0・3】。うち菅原明騎手では【4・2・0・0】と崩れなしですし、ピッチ走法だけに馬場が渋っても大丈夫そうではあります。キャピタルSの勝ち時計1分32秒5は史上2番目の時計ですし、マイル戦も2戦2勝なのでここは2着固定にしました。

▲ナムラクレアも前走高松宮記念2着だけでなく不良馬場のフェニックス賞勝ちもあるので道悪は巧者。マイル戦も桜花賞0・1秒差3着ならば克服可能で3番手評価。

5番手は道悪も走りますし4角最後方からインを突いて追い込んだ、前々走京都牝馬S3着時の上がり32・9秒の末脚を評価して△ロータスランドにしました。


馬連(8)(11)

馬単(11)(8)

3連複(8)(11)-(12)(2)(1)

3連単(11)→(8)→(12)(2)(1)

計8点×2000円=1万6000円



【京都11R・栗東S】

◎(15)ディアノイア

○(4)タガノクリステル

▲(9)テイエムアトム


土曜日の京都競馬場はあまり雨が降らず良馬場で行われましたが、日曜日は少量の雨が長い間降る予報になっています。新装京都はダートコースも砂が入れ替えられ、良馬場だとかなり馬力のいる馬場状態ですが、今週はある程度は軽い時計の速いダートになるとみています。

◎ディアノイアはダート1400メートル【3・1.1.2】ですし、渋ったダートも【1・0・1・0】と走ります。前走は1番人気4着ですが、内枠がこたえたもので今回15番枠は好材料とみました。

○タガノクリステルもダート1400メートル【2・1・4・3】、渋ったダート【3・1・1・1】。◎ディアノイアには4走前に0・3秒差完敗していますが、53キロのハンデは他が重い分かなり有利に見えます。

▲テイエムアトムも堅実に走る馬でダート1400メートル【3・2・4・2】。前走は◎ディアノイアに0・2秒差先着しています。ハンデ56キロも前走より1キロ軽くなっているだけにここも崩れなく走ってくれるでしょう。


馬連(15)-(4)(9)

3連複(4)(9)(15)

3連単(15)(4)(9)、(15)(9)(4)計5点×800円=4000円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス20万6000円。回収率45・2%)