15日に園田で行われた兵庫サマークイーン賞は浦和のダノンレジーナ(牝6、小久保)が貫禄を見せた。今年は世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン」の古馬シーズンに照準を合わせ、5月22日佐賀の佐賀ヴィーナスCに続いてシリーズ2連勝。ボーナス賞金の資格要件(シーズン2走以上、シーズンのいずれかで3着以内、地方競馬所属)を満たした上で、ポイント争いでも現時点でのトップに立った。

佐賀から1カ月半ほど間隔はあったが、さすがに長距離遠征が続いた影響か、当日の馬体重は過去最小の471キロ。レース後に小久保師は「必死にはやっていたんですけど、馬の頑張りが一番かなと思います」と話していた。道中は2番手をキープ。直線で抜け出すと、終わってみれば3馬身差の快勝で、これには「頭の下がる思いです」と師も感服したようだった。

古馬シーズン優勝を目標に掲げる師は「まだ佐賀の遠征の影響かなというのがあるので、名古屋あたりに照準を合わせていきたいなと思います」。次走は9月2日名古屋の秋桜賞(SP1、1500メートル)を視野に入れていた。【牛山基康】