20年から3年連続でNARグランプリ4歳以上最優秀牝馬を受賞するなど長く活躍したサルサディオーネ(牝9、堀)の引退セレモニーが6日、大井競馬場で行われた。

菅原広隆オーナーをはじめ、大井移籍後に管理した堀千亜樹調教師、主戦を務めた矢野貴之騎手、担当の福田祐也厩務員、中央時代に騎乗した丸山元気騎手らが出席した。

菅原オーナーは「ファンの皆さま、今までたくさんのご声援、本当にありがとうございました。また、長く走らせてしまってごめんなさい。本当は昨年、引退する予定だったんですけれども、どうしても左回りのJBCに挑戦したくて、もう1年、走らせてしまいまして、9歳まで頑張らせてしまいました。結果は残念でしたが、悔いはありません。中央時代の羽月先生、ディオーネを覚醒させてくれた大井の堀先生、すばらしいチームでした。丸山騎手、中央時ありがとう。矢野騎手、最高のパートナーでした。福田さん、寂しくなるね。ディオーネは福田さんと結婚したかったと思っていると思います。なので、ディオーネの産駒が生まれましたら、また必ずこのチームでここに戻ってこられるようにしていきたいと思います。思い出は尽きません。本当にみなさん、ありがとうございました」とあいさつした。

その後、ゴール板前で記念撮影が行われ、ウイナーズサークルでファンに別れを告げた。菅原オーナーによると、今後は北海道様似町の高村伸一牧場内にある99・9牧場で繁殖入り。初年度の種付けはオルフェーヴルが予定されている。