2月いっぱいで調教師に転身する秋山真一郎騎手(45)が、騎手として最後の騎乗となる24、25日を、小倉競馬場で迎えることとなった。小倉はデビュー当初から夏の約2カ月間、滞在をしていた思い出の地だ。

「早くから騎乗依頼をいただいていたのが小倉だったから、小倉で乗る。最後の騎乗だから、とか特別なことではないよ。ただ、小倉は重賞を全部勝った場所で、昔からよく乗っていた競馬場。滞在の時は従業員のみんなと遊びに行っていたし、街並みも好きだし、思い入れはある。第2の地元みたいな感じ」

25日の最終レース後には小倉競馬場では初の「引退式」も行われる予定だ。

「まさか自分が引退式をしてもらえるなんて思っていなかったし、うれしい。普段はあまり泣かないけど、もしかしたら泣いちゃうかもね」

きょう9日で45歳になる名手は「まだ騎手だし、勝ちにこだわって乗っていきたい」。平常心で最後まで駆け抜ける。【藤本真育】