2025年夏の小倉競馬が開幕します。今年も、開幕直前の芝コースを、小倉競馬場施設整備課の澤田大武課長に話をうかがいながら歩かせてもらいました。

冬の開催終了後は芝の張り替えを実施。総面積は約1万5000平方メートルでした。昨年の2万2600平方メートルと比べると、ずいぶん少なくなっています。

これは冬の開催日数が昨年の16日間から12日間に減ったこと。さらには、一昨年は9月の頭までだった夏開催が昨年は7月に終了。芝の養生期間を長くとることができました。結果として冬開催の芝のコンディションが良く、傷みも少なかったので、張り替え面積が減ったというわけです。

「騎手の方から(冬の開催の)最終日に『ここ最近、こんなに馬場がいいことはなかった』と言ってもらいました」と澤田課長。確かに、今冬の開催は去年に比べて、各馬の通るコースが(騎手が馬場のいいところを探して)目まぐるしく変わることはなかったように思います。

また、昨年のホームストレッチは、張り替えた部分とそうでない部分の色がくっきりと違っていましたが、この夏はそこまでの違いはありません(ただし、向正面は違ってます)。

実際、歩いてみると、1~2コーナーだけはフワッとしており、あとの部分は軽く感じました。1~2コーナーが在来種の野芝、その他の部分はまた種類の違うエクイターフという芝になっているためで、それぞれの成長速度の違いによるものですが、サラブレッドが走る分には影響はないと思われます。

昨夏は雨の影響が残った中でのスタートでしたが、今年は梅雨も明け、まさにパンパン馬場で開幕。夏開催でしか味わえないスピード競馬を存分に堪能できそうです。【日刊スポーツ馬場担当=明神理浩】