G1ジャックルマロワ賞で5着したゴートゥファースト(牡5、新谷、父ルーラーシップ)が出走を予定する9月7日(日)のムーランドロンシャン賞(G1、芝1600メートル、パリロンシャン)の馬券発売が決まりました。

凱旋門賞のスタート地点にそびえ立っていた赤い風車(ムーラン)をレース名にいただくムーランドロンシャン賞は今年で69回目を迎える欧州主要マイル重賞のひとつ。日本馬は過去に4頭が挑戦して03年にはローエングリンがネブラスカトルネードに半馬身差の2着に健闘しています。

距離は800メートル短いものの凱旋門賞と同じグランピステ(外回りの周回コース)を走る右回りの競馬で、日本のゴートゥファーストにとって直線競馬のジャックルマロワ賞より競馬はしやすいかも知れません。

最初の登録を済ませているのは40頭ですが、ここ10年の平均出走頭数は7.6頭に落ち着いていて最終的には10頭前後に絞り込まれるものと見られます。

ゴートゥファーストと覇を競う可能性があるのはジャックルマロワ賞でG1初制覇を飾って上昇曲線に乗ったディエゴヴェラスケス(牡4、父フランケル)、フランスの桜花賞に当たる仏1000ギニー勝ち馬で、凱旋門賞馬ザルカヴァを祖母に持つザリガナ(牝3、父シユーニ)、昨年の勝ち馬でマイル重賞7勝のトリバリスト(牡6、父ファー)、24日のG2セレブレイションマイルを制して意気上がるジョンキル(牡3、父ロペデヴェガ)、それに7月のG3メシドール賞優勝のクドワー(牡5、父キングマン)など。

ひとたたきされて現地の競馬にも慣れたゴートゥファーストが、欧州トップマイラーを相手にどんな競馬を見せてくれるか。楽しみな一戦になりそうです。

【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)