10番人気の船橋モコパンチがゴール前で抜け出し、重賞初挑戦にして初制覇を飾った。ニューイヤーカップは秋元耕成騎手(45)が初制覇、矢野義幸調教師(74)は10年ウインクゴールド、18年ヤマノファイトに続く制覇となった。
波乱決着の主役はスタート後、行き脚がつかず後方4番手あたりの追走。それでも向正面から3角、4角とポジションを上げ、直線入り口では前の集団に取りついた。「2コーナーの上がりから手応えはあったけど、まさかここまで来るとは…」と秋元騎手も目を見張る走り。押し切りを狙ったヤギリアイビス、それを追うコンヨバンコクに迫り、捉えて激戦を断った。浦和の若鷹特別Vからの臨戦だったが、一気に相手が強化された重賞。矢野師は「まさかって感じですね。今日はビックリさせてすいません」と愛馬の力走に表情を崩した。この上ない結果を得て、モコパンチ飛躍の1年が始まった。【渡辺嘉朗】
●勝負服
<ヤギリアイビス=2着>張田騎手 馬を前に置いておきたかった。結果、前が止まって、遊んでしまった。追いかける競馬ばかり教えていたから。距離が延びても良さそうなので、この先頑張れれば。
<コンヨバンコク=3着>矢野騎手 気持ちを切らさずに、という指示だったので、プレッシャーをかけながら乗った。4コーナーでは勝ったと思った。伸び切った走りなので、楽するところを作らないと。
<ロードレイジング=4着>御神本騎手 スタートで挟まれて、58キロで行き脚もつかなかった。差し切るだけの手応えはあるけど、しまいが甘くなるから、ロスのないコース取りをした方がいいのかな。
<マッスル=5着>笹川騎手 3、4コーナーで勝ち馬にいいところを取られてしまった。まだ力で対応できなかったけど、先々がいい馬なのかな、というビジョンが見えた。
<ハンデンドレイク=6着>本田正騎手 スタートでつまずいて思っていた形ではなかった。コーナーもずっと外にもたれていた。ラチ沿いを行けていたら、ちょっと違うのかも。
●モコパンチ ▽父 ミスターメロディ▽母 アースシンボル(トウカイテイオー)▽牡3▽馬主 江幡丈美▽調教師 矢野義幸(船橋)▽生産者 城地牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 10戦3勝▽総獲得賞金 2464万円▽馬名の由来 厚くふくらんださま+十分な効果。勝鞍が多く上げられるように

