1番人気のJRAフィンガーが直線で抜け出し、重賞初挑戦にして初制覇を果たした。時計は1分55秒4(良)。大外13番枠のスタートから道中は外3~4番手のポジション。勝負どころでじわりと進出し、直線はカタリテとの争いになったが、残り100メートルで力強く前に出た。戸崎圭太騎手(45)が「前半が遅かったので走る気がすごいなという手応えだったけど、向正面では落ち着いてリラックス。比較的リズムよく行けたかな」と振り返る勝利。デビューから3戦連続2着に甘んじたが、今月4日の未勝利を勝ち、勢いそのままタイトルを取った。「さらに上を目指して、楽しみなレースをしてくれると思います」と鞍上の期待は膨らむばかりだ。1馬身半差の完勝に田中博康師(40)は「3冠へのチャレンジも考えていける子。1戦1戦向上が見られますし、今後に向けて楽しみになりました」。階段を上がり始めた新星が、今後のダート戦線を盛り上げそうだ。【渡辺嘉朗】

◆フィンガー ▽父 ガンランナー▽母 エスティロタレントーソ(マクリーンズミュージック)▽牡3▽馬主 エムズレーシング▽調教師 田中博康(美浦)▽生産者 高橋フアーム(北海道新ひだか町)▽戦績 5戦2勝(うち地方1戦1勝)▽総獲得賞金 3730万円(うち地方2400万円)▽馬名の由来 手の指

●勝負服

<カタリテ=2着>高杉吏騎手 思ったより距離はこなしてくれた印象です。勝ち馬がもっと行くと思っていましたが、逆にマークされたような感じで。まだ体も緩くて、フワッとしたり幼いところもあるので、伸びしろはあるかなと思います。

<チャーリー=3着>御神本訓騎手 体の使い方も幼い部分があるし、瞬発力勝負になると分が悪いような感じがあった。その辺を修正した乗り方ができれば良かったかなと思う。距離はもつと思うので、2000メートルぐらいをめどに使って順調に成長してほしい。

<ポッドフェスタ=4着>矢野貴騎手 遊んでいるわけではないけど、まだ本気で走り切っていない。それが伸びしろだと思っています。相変わらずどっしりしていて、あらためて先々はいいと感じました。

<バスクレヒオン=5着>西啓騎手 切れる脚はないけど、ばてないので、距離は延びた方が先々はいい気がします。まだ体は緩い部分があるので、しっかりしてくれば、もっと機動力が出てくると思います。