ソフトバンクは交流戦を11勝7敗で終え、4年ぶりに勝ち越し、今季最多の貯金9としてリーグ2位に浮上している。23日から再開するリーグ戦は、いきなり首位オリックスとの首位攻防3連戦。ホークスOBの浜名千広氏(53=日刊スポーツ評論家)は、この先のペナント争いで大関友久投手(25)、栗原陵矢外野手(26)を投打のカギに挙げた。
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ソフトバンクは4年ぶりの交流戦Vは果たせなかったものの、ヤクルト、阪神と続いたビジター6連戦で5勝1敗。通算11勝7敗で貯金4。昨年は勝率5割で終わっただけに、いい流れでリーグ戦に戻っていけるのではないかなと思っている。
特に阪神との2戦目は4点差をひっくり返しての逆転勝ち。この1勝は大きかった。4点差の逆転勝利はチームにとっては20年以来、3年ぶり。こういう勝ち方をするとチームは勢いに乗ってくるものだ、と思っていたら最終戦は9-0の圧勝。いい流れのままリーグ戦に入って行ける。
交流戦は打線とブルペン陣の踏ん張りが大きかったように思う。首位オリックスとの3連戦からのリスタートとなるが、やはりこれからは投手陣で言えば先発陣がどれだけイニングを稼げるかが重要になってくるだろう。先発投手の核となるのは大関だろう。体調不良でまだファーム調整しているが、先発陣の中で唯一、完投能力の高いサウスポー。大関本人も離脱した悔しさもあるだろうし、ヒジや肩の故障でなかったことも安心材料。復帰すればさらに長いイニングを投げ抜いてくれるのではないかと思う。長いペナントレースを戦い抜く上で「エース的存在」は必要不可欠。大関には主戦投手としての奮投を期待したい。
野手では主砲柳田の状態がまだ上がってきていないのが心配だが、近藤が交流戦で打率4割と絶好調。さらに彼らの後ろを打つ栗原の復調に期待したい。交流戦でもなかなか調子が上がらなかったものの、栗原の長打力は魅力。打席では左足に体重を乗せている「間」がちょっと長いかな、と思っているが、相手投手がセットポジションで投げる時の方がすんなりと打てているイメージなので、微妙なタイミングの問題だけだろう。打率こそ2割4分2厘ながら、打点38は近藤とともにリーグトップ。リーグ戦再開で心身ともにリフレッシュして快音を響かせてもらいたい。(日刊スポーツ評論家)




