楽天銀次内野手(27)が15日、宮城・石巻市内の東浜小学校で、生徒を前に夢の授業を行った。

 プロで対戦するという夢を約束した。楽天銀次が「スポーツこころのプロジェクト」の夢先生として、石巻市内の東浜小学校で授業を行った。バットをチョークに持ちかえた。「夢は自分を成長させてくれる。何になりたいのか、そういうものを持って欲しいな」。授業を行った6人の生徒の目を見て、かなえた2つの夢を伝えた。プロ野球選手となったこと、もう1つは日本一になったこと。日々の努力が重要だと話した。

 夢への原動力は震災だった。岩手・普代村出身。地元東北の選手として被害に胸を痛めた。「俺がやらなきゃだれがやるんだ。みんなを元気にしたいと思ったら、キツイ練習も何とも思わなかった」。復興への思いが日本一への力だった。東浜小も体育館の屋根が落ち、今でも全校生徒16人中6人が仮設住宅から通っている。同じような漁師町出身でも、逆境があっても、プロ野球選手になって元気を与えられると話した。

 授業を受けた後藤波琉くん(6年)は少年野球チームでは投手と三塁手で「プロ野球選手になりたい。ソフトバンクに入りたい」と夢を話した。実現すればライバル球団。銀次は「6年後か! それまでやって打ってやる!」と明るく、うれしい未来へ思いをはせていた。【島根純】