最強のポイントゲッターになる。開幕戦で黒星を喫した日本ハム大谷翔平投手(21)が、今日29日のオリックス戦(札幌ドーム)で野手としての“開幕”を迎える。スタートであり、リベンジでもある。「次は勝てるように頑張ります」。悔しさをバットに込める。

 25日ロッテ戦は、初回に3失点で黒星。2日後の27日には、打撃練習を再開した。ルーキーイヤーの2安打1打点デビューを含め、「野手開幕戦」は、昨年まで3年連続安打中。超満員が見込まれる本拠地開幕戦で、今年もスタンドを盛り上げる。

 最強の布陣を敷く。開幕3連戦は捕手で大野と市川を入れ替えた以外、スタメンは固定していたが、その開幕メンバーに大谷が加入する。栗山監督は、近藤の5番までは動かさず、昨季は1度もなかった「6番DH大谷」で勝負するつもり。「どれが点を取れるかということだけ。(相手より)先に点を取って、前に進まなければ」。救援陣の顔ぶれもそろわない現状、先手を取って勝ちきることが最善策となる。

 足のある陽岱鋼、西川の後ろに、ここまで3試合で打率3割6分4厘と好調な田中賢、中田、近藤のクリーンアップが控える。大谷をその直後に配置すれば、塁に残った走者を“影のクリーンアップ”として一掃してくれる期待が高まる。同監督は「相手はその方が嫌だと思う」。7番には一発のあるレアード。バッテリーには気が抜けない瞬間の連続となりそうだ。

 ローテの柱に成長した投手としてはもちろん、打者としても結果を残し、「二刀流」として確立することを目指す4年目。今季にかける覚悟を、初戦から証明する。【本間翼】

 ◆大谷の打順6番 6番でのスタメン出場は、ルーキー年の13年に7試合ある。14、15年はなく、6番で出場すれば、13年9月30日ロッテ戦(QVCマリン)以来となる。