日本プロ野球選手会は15日、選手会に加入する支配下選手(735人)の今季の年俸調査結果を発表した。球団別の平均年俸は、ソフトバンクが3年連続最高で、80年の調査開始後で最多を更新する7826万円。最低は日本ハムで2381万円で前年5位の3488万円から大幅ダウンした。ソフトバンクの平均は日本ハムの3・3倍で、5445万円差は調査開始以来最大となった。

 ソフトバンクは昨季日本一となり、柳田、東浜らが大幅昇給した。一方、日本ハムは高額年俸だった大谷、増井、谷元、大野奨らが移籍し、田中賢、中田は大幅減俸となった。今季推定年俸2億円のマルティネス、1億3000万円のアルシア、1億2000万円のトンキンら選手会に所属していない外国人選手は調査の対象外だ。

 昨年、19年ぶりに日本シリーズに出場したDeNAは8位の平均3232万円で、6年連続最下位から大きく順位を上げた。

 全球団の平均年俸は129万円増の3955万円で、11年以来7年ぶりに最多を更新した。1億円以上は79人で全体の11%だった。中央値となる368人目は1388万円で、1軍最低保障の1430万円に届かなかった。【斎藤直樹】