巨人が1発病に侵され、首位広島からの連勝を逃し、球宴前の借金ターンが確定した。野球の華、本塁打を5本も描いたのは相手だった。14年8月以来、広島戦勝利のない左腕内海は試合をつくるも4回に鈴木、5回に丸に被弾。中継ぎ陣も止められない。田原も8回に丸に今季カード5本目を献上し、9回登板の中川は先頭の西川、さらに会沢に2連発を浴びて降板。打線も2点に終わり、完敗だった。

 高橋監督は「丸だけじゃなく、他の打者にもね。ホームランは打てと言われても簡単に打てるものではないから、防がないといけない」と修正を求めた。この試合に限ったことではない。1試合5被弾は今季3度目で01年以来、球団3度目の屈辱。89被本塁打はリーグワーストだ。借金ターンは4年連続。高橋監督就任後は16年がマイナス1、17年が同6。今季は残り4試合で借金5と膨らんだ。歯止めをかけなければ、前進は不可能だ。