巨人が、宮崎秋季キャンプで「27連続アウトノック」で意識と技術を高めた。CSファイナルステージ前の東京ドームでの練習でも実施。今回は守備組と走者組に分かれ、1球ごとに場面を設定した中で行われた。元木大介ヘッドコーチは「経験してない選手もいるから。『1軍というのは、こういうこともやるんだよ』とね」と説明。湯浅や村上ら1軍未経験の若手に“1軍”を体感させた。

公式戦を想定し、細部にもこだわった。キャンプ中のノックでは頻繁にグラウンド整備が行われるが、元木ヘッドの指示で整備時間を短縮。「甲子園とか、広島とか、毎イニングあるわけじゃないからね。気になるなら、自分でやればいいから」と本番を意識した。元木ヘッドの目が光る中、岡本、石川ら1軍経験者組の1組目はノーミスで1発クリア。湯浅ら若手中心の2組目は4度目の挑戦でクリアし、スタンドから拍手が起こった。【久保賢吾】