オリックスK-鈴木投手が17日、逆転開幕ローテーション入りへ猛アピールを見せた。

2軍練習試合・阪神戦(オセアンBS)に先発。大山、高山ら1軍クラスが参加した打線を相手に、最速153キロの速球、スライダー、カットボールを軸に7回1/3を2安打7奪三振1与四球無失点と好投。8回、先頭打者の強襲打(投ゴロ)を右太もも外側に受けて降板も「大丈夫です」と軽傷を強調。開幕1軍への意気込みを示した。

「やっとボールが指にかかってきました」とK-鈴木がトンネル脱出の糸口を見つけた。春季キャンプの実戦で打ち込まれ、2月27日に2軍降格。体の使い方から見直し、復調を図った。次回登板は24~26日の2軍練習試合・中日戦(ナゴヤ)の予定。即昇格というわけにはいかないが「上の先発のローテーションも固まっていないと思うので(開幕に)合わせていきたい」と反攻を誓った。

▽オリックス平井投手コーチ(K-鈴木について)「きょうの投げっぷりはよかった。次も登板は2軍です。次に1軍に上がってきたときには、もう絶対に2軍に落ちない、という状態で来てもらいたい」