オリックスK-鈴木投手(26)が23日、京セラドーム大阪での自主練習後、オンライン取材に応じた。「自分は1回、キャンプ明けで2軍に落とされて、修正するところはしっかり修正できて、2軍の試合でもいい結果が出ていた。早く投げたい気持ちがあった。こういう状況で実戦が全然できなかった。自分のなかでは早く投げたい気持ち」と意気込んだ。

先発陣は山岡、山本の2本柱が確定したが、残り枠を巡って激しいバトルが再燃する。25日からは3日間、京セラドーム大阪で無観客による紅白戦を実施。K-鈴木も25日に2イニング登板予定だ。「そこ(開幕ローテーション)を目標にやっています。とにかく結果にこだわっていきたい。いまやっていることをやれば大丈夫」と気合十分だ。

自主練習期間中は連日の遠投をメニューに入れていたという。「自分は遠投をする方ですが、毎日は入れていなかった。毎日入れるなか、日によって球の感覚が違う。見つめ直す、いい期間だった」。昨季、プロ初勝利など4勝を挙げて、今年は先発ローテーション候補だった。だが、春季キャンプで結果を残せず、3月初旬に争いから脱落していた。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期になり、仕切り直しの舞台に挑む。

なお、オリックスが行う3日間の紅白戦はスポーツのインターネット中継サイト「イレブンスポーツ」でも配信予定。プロ野球界が最短で6月19日の開幕を目指すなか、着々と準備を進めていく。