阪神OBの掛布雅之氏(65=HANSHIN LEGEND TELLER)が25日、カンテレの「報道ランナー」に出演し、準備期間の短さが選手のコンディションに影響すると心配した。

この日、プロ野球の12球団代表者会議で6月19日のシーズン開幕が正式に決定。掛布氏は「選手の立場からしたら開幕に向けて2カ月間くらいで体を作る準備をする。1カ月でゲームに突入するというのは選手はとても怖いと思う。7月の1カ月間に疲れが出てケガが一番怖い」と、異例のシーズンに向かう選手の体調を心配した。

また、セ・リーグが今季の開催を断念する方針を固めているクライマックス・シリーズ(CS)について持論を展開。「クライマックスシリーズがないと、死語になりましたけど、消化試合という言葉が出てきてしまう。120試合のなかでCSをやるんだという気持ちでやった方が観客は減らないと思う。12月に日本シリーズをやるような予定で選手会で話し合って日程を決めていくということも考えてもいいと思う。12月にどこかのドーム球場で日本シリーズを開催するということを考えてもいいんじゃないかと思う」と力説した。