楽天浅村栄斗内野手は実戦で微調整に取りかかる。楽天生命パークでのグループ練習最終クール初日の28日、オンライン取材に対応。練習試合初戦の2日DeNA戦(横浜)での出場に「試合は出る方向で(監督と)話はしています」と意欲を示した。三木監督は同戦のスタメンを選手の状態重視で判断するとしており「力強くスイングできているし体も状態は良さそう。試合勘、ゲームの中にいることを思い出して開幕へやってもらいたい」と信頼を置いた。

主砲のバットはボルテージを上げている。この日はフリー打撃34スイング中、5本の柵越え。右翼、左翼席へそれぞれ2本、バックスクリーンへ1発と広角に打ち込んだ。「状態としては普通」と振り返ったが、球場に響く強烈な打球音が順調ぶりを物語る。

3月11日の西武とのオープン戦以降、約3カ月実戦から離れている。「今まで野球をしてきてこんなに空いた時期はない。開幕まで1カ月切っている。不安があるのも正直なところ」と吐露。それでも4年連続全試合出場中のスラッガーは「毎日試合に出るつもりでいますし、そういう準備はしています」と力を込めた。【桑原幹久】