阪神藤浪晋太郎投手(26)が、レギュラーシーズンではプロ1年目の13年4月7日広島戦(マツダスタジアム)以来、約7年ぶりに中継ぎ登板した。

先発ガンケルに代わり、5回から2番手で登板。2死から青木に中前打を浴びたが、この回は2三振を奪った。

2イニング目の6回は、先頭の4番村上に内角高め152キロ直球をバックスクリーンへソロアーチを許した。後続は抑えたが、痛恨の勝ち越しを許した。

7回に自身の打席で代打高山を送られて降板。プロ8年目で2度目の中継ぎ登板は、2回2安打1失点3奪三振だった。藤浪は「慣れない中継ぎ登板でしたけど、ボール自体は悪くなかったと思うだけに、村上選

手へのあの浮いてしまった1球が悔やまれます。(中継ぎ登板は)CSや昨年フェニックスリーグでも経験していて、全くの初めてというわけではないので、試合に入っていけたとは思います」とコメントした。

チームでは24、25日に1軍4選手、2軍1選手、1軍スタッフ2人の計7人の新型コロナウイルス感染が判明。濃厚接触者2人と球団独自で濃厚接触者として扱った4人を含めた計10人の出場選手登録を抹消。その余波を受けて新たに2軍から呼び寄せた9人を登録し、計19人の大量入れ替えを行った。藤浪も25日に1軍へ緊急昇格していた。

救援陣では岩貞祐太投手(29)、岩崎優投手(29)、小林慶祐投手(27)、馬場皐輔投手(25)、ドラフト6位小川一平投手(23)の5人が登録を外れ、ブルペンが手薄になったことから、藤浪の中継ぎプランが実現した。