マイナビオールスターゲーム2021の選手間投票の結果が1日に発表され、中日からは柳裕也投手(27)とダヤン・ビシエド内野手(32)が選出された。柳は19年に次いで2度目、ビシエドは5年ぶり2度目。前回はともに監督推薦で出場した。

柳は今季13試合に登板して6勝3敗、防御率2・33と先発ローテーションの一角を守る。抜群の制球力を武器に94三振を奪い、2位DeNA浜口に20個差をつけてリーグ1位をキープ(6月30日現在)。会見で「今年の自分のプレーが評価されたと思う。自分の持ち味はコントロールと変化球。そういうところを見せたい」と抱負を語った。前回19年の球宴ではオリックス吉田正に2点本塁打を浴びており「対戦する機会があればいい勝負ができるようにしたい」ときっぱり。明大出身の柳は青学大で1学年上だった吉田正をよく知っており、リベンジをうかがう。

ビシエドはここまで打率2割9分5厘、11本塁打、40打点で、得点力不足にあえぐ竜打線で存在感を堅持している。来日1年目の16年以来の出場に「日々の練習や試合とかの姿を見てくれて評価につながったと思う。自分の野球人生で選手間投票で選ばれて球宴に出ることはうれしい。期待に応えられるように自分としても(本塁打を)打ちたいと思う。その気持ちを持ってプレーしたい」と初アーチを笑顔で誓った。

今年の球宴は16日にメットライフドームで第1戦、同17日に楽天生命パークで第2戦が開催される。【伊東大介】