巨人が「V奪還体制」を整える。来季の組閣の2大主要ポストに元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(49)と阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチ(42)を配置することが14日、分かった。

3次政権4年目の原監督を総大将に元木、阿部両コーチを中心にチームを動かす。今季まで採用していた野手総合コーチを廃止し、攻守の役割をより明確化する。

現役時代は「くせ者」の異名をとった元木コーチの試合巧者ノウハウを浸透させ、得点力アップを図る。阿部コーチは球界を代表する捕手として一時代を築き、バッテリーの枠を超えた守備面の強化に乗り出す。また、安藤強(57)社長付編成アドバイザーは3軍総合コーチに就任する。