DeNA宮本秀明外野手(25)が15日、契約更改交渉に臨み、年俸705万円から160万円アップの865万円で一発サインした。「入団してから4年間で一番、1軍に帯同する時間が長くいられました。その中で自分に足りないもの、弱い部分が見えたので良かったです。課題を克服し春季キャンプのスタートから全力でアピールできるように練習していきたいです」と感想を口にした。

俊足が何よりの武器だ。今季1軍では35試合に出場し2盗塁(盗塁死2)。2軍では55試合で20盗塁(盗塁死7)し、チーム最多を記録した。今後は「柔軟性、可動域を見つめ直していきたいです。トレーニングは、パワー系ではなくスプリント系の動作を取り組んでいきたいと思っています」と話した。

来季に向けては「全ての数字でキャリアハイが出せるように取り組んでいきたいと思います」。打率は20年の4割が過去最高だが、これは5打数2安打だったため。10打席以上立った年では、21年の2割ちょうどが最高だ。安打数は18年の4、本塁打も同年の2、打点も同年の2、盗塁も同年の4が最多。達成不能な数字はない。

DeNAは今秋のドラフトでは、6位の梶原昂希外野手(神奈川大)に育成1位の村川凪外野手(四国IL・徳島)や同3位の大橋武尊外野手(BCリーグ・茨城)と、3人も俊足選手を獲得した。宮本はプロ4年分の経験値を生かせるか。まっしぐらに進むしかない。(金額は推定)