オリックスの最速151キロ左腕、ドラフト1位、曽谷龍平投手(22=白鴎大)が2日、宮崎キャンプ初のブルペン投球で即戦力の片りんを見せた。中嶋監督が真横で見守る中、キレのいい球を30球、テンポよく投げ込んだ。「舞洲で投げるより緊張しました。監督やコーチ、いろいろな方に見てもらう中で、自分の投球ができるかを考えていたので」と振り返った。

大きなバックスイングから、伸びやかに腕を振った。熱心に見守った日本ハムの関根スコアラーは「手足が長く見えて、打者はタイミングを取りづらいと思う。ポテンシャルが高い。また投手陣が強力になりますね」と警戒した。

終了後、中嶋監督に「この投球で評価は変わらないから。あまり飛ばすなよ」と助言されたという。「いい球も何球かあった。これから仕上げていきたいです」。先発ローテを目指し、ギアを上げていく。

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