オリックスは15日、メジャー通算107本塁打のマーウィン・ゴンザレス内野手(33=ヤンキース)の獲得を発表した。背番号8。1年契約で年俸1億8000万円。

宮崎キャンプ中に合流する予定だ。先に合流しているフランク・シュウィンデル内野手(30=カブス)とともに、レッドソックス吉田に代わる主砲候補になる。

両打席から放つ長打が最大の武器だ。際立つのは17年。打率3割3厘、23本塁打、90打点の好成績でアストロズのワールドシリーズ制覇に貢献した。ただ、この年のアストロズはチームで捕手のサインを盗んでいたことが判明。ゴンザレスはツインズ移籍後、メディアの前で反省のコメントを出し話題になった。

それでも、翌18年には16本、19年も15本をマークし、長打力を証明した。13年4月には、メジャー2年目だったダルビッシュ(当時レンジャーズ)の完全試合を阻止した。9回2死からダルビッシュの両足の間を抜く中前打を放った。

バッテリー以外を守れる器用さも大きな武器になる。昨年はヤンキースで86試合、6本塁打、打率1割8分5厘と振るわなかったが、福良GMは「すごい実績がある選手。打撃のクセもないし十分やっていける。シュウィンデルと2人でやってくれたら」と強力コンビの活躍を期待した。(金額は推定)

◆マーウィン・ゴンザレス 1989年3月14日生まれ、ベネズエラ出身。05年にカブスと契約しプロ入り。12年4月にアストロズでメジャーデビュー。17年には打率3割3厘、23本塁打、90打点を記録するなど、メジャー通算1139試合107本塁打415打点、打率2割5分2厘。昨季はヤンキースでプレーした。185センチ、93キロ、右投げ両打ち。