中日岡林の連続試合安打は29で止まった。

ヤクルトの先発高橋に4打席とも抑えられ、9回も守護神田口の外角低め149キロ直球に手が出せず見逃し三振。5打数無安打だった。チームも競り負けて3連敗となり、試合後は報道陣に「ごめんなさい」と言葉を残して帰りのバスへ乗り込んだ。

54歳の誕生日を黒星で終えた立浪監督は「(記録は)いつか止まるんでしょうけど、今日は、追い込まれてから(球が)いいところに決まっていた。ここまで打ったことも立派な記録。明日から切り替えてやってもらいたい」とねぎらった。

岡林は7月11日ヤクルト戦(神宮)から1カ月以上安打を打ち続け、途中に「初代ミスタードラゴンズ」西沢道夫の球団記録25試合を74年ぶりに更新した。快進撃の始まった神宮で、記録は歴代9位タイでストップ。プロ野球記録は高橋慶彦(広島)の33だった。【伊東大介】