朝日放送(ABC)ラジオ「おはようパーソナリティ」(午前6時30分~9時)の公開生放送が18日、神戸市内の「みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)」で3000人(主催者推定)のファンを集めて開催された。

1977年(昭52)から46年間にわたって朝に生放送されているワイドラジオ番組で、昨年から道上洋三氏に代わって、小縣裕介アナウンサー(月曜日~木曜日)、古川昌希アナウンサー(金曜日)が担当している。

85年に吉田監督が率いた阪神が21年ぶりのリーグ優勝を遂げた翌10月17日、早朝から甲子園球場を貸し切りで、約5000人を集客して公開生放送を成功させた伝説の長寿番組として知られている。

この日は「NO・1 トム・クルーズ コンテスト」から、フリーアナウンサーの板垣菜津美さんによる「ファッションチェック」、江崎友基子さんの「ヨガ教室」、「去来川奈央さんの「歌唱指導」などで盛り上がった。

阪神が勝った翌日はスタジオ内で「六甲おろし」の大合唱が行われる人気番組で、敬老の日のこの日は、阪神球団史上唯一の日本一監督・吉田義男さん(日刊スポーツ客員評論家)が緊急生出演した。

愛弟子の岡田監督が18年ぶりに優勝した4日後とあって、今年7月卒寿の90歳を迎えた吉田さんがサプライズ登場すると会場が沸いた。小縣アナの「今年のMVPは?」の質問には「岡田監督でしょ」と持ち上げた。

「しかし、MVPは選手に与えられるタイトルなので、やはり村上でしょうな。それと中野、木浪の二遊間の成長はうれしい。岡田監督のセンターラインの確立が成功しました」

全員で六甲おろしを歌う段階になると、吉田さんは「岡田は多芸で、歌もうまいんですよ。マイクを握ったら離しません」とエピソードも暴露? オリックスとの関西シリーズを予言しながら、六甲おろしを合唱してコーナーを締めくくった。

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