広島は、勝てば5年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決まった一戦で足踏みした。

九里亜蓮投手(32)は7回3失点。前半3イニングはパーフェクトだったが、1-0の4回に山田哲人内野手(31)、村上宗隆内野手(23)に連続長打を浴びて逆転された。7回にも重い1点を許した。

「チームが勝てなかったのがすべて。先に点を取ってくれたのに、ひっくり返されて、追加点も与えてしまった。悔しいし、ああいうところでしっかりと踏ん張って投げていかないといけない」と反省した。

8勝8敗となり、13勝を挙げた21年以来2年ぶりの2桁勝利が遠のいた。残りは4試合。

右腕は「良くないところはしっかり反省して、次、行けと言われたところでしっかり準備していきたい」と切り替えを図った。【柏原誠】