ソフトバンク田之上慶三郎2軍投手コーチ(52)が今季限りで退団することが18日、分かった。すでに球団には先月中に一身上の都合での辞意を伝え了承されていた。

田之上コーチはダイエー(現ソフトバンク)1年目の89年に指宿商からドラフト外で入団。プロ7年目の96年に1軍初登板を果たすと97年に4勝。00年にはリーグ2連覇を決めた10月7日のオリックス戦に先発。翌01年には13勝7敗をマークし最高勝率、最優秀バッテリー賞のタイトルを手にした。通算成績は39勝42敗、防御率4・21。

07年に現役引退するとホークスではコンディショニングコーチや1軍投手コーチなどを務めた。13年から2年間は日本ハムで2軍投手コーチ。工藤監督が就任した15年からホークス復帰。今季まで1、2、3軍の投手コーチとして指導にあたった。「現役を含め34年間1度もユニホームを脱ぐことなく、プロ野球でやることができて本当に感謝しています」と田之上コーチは話した。

19日からフェニックスリーグには田之上コーチに代わって中田賢一4軍投手コーチ(41)が合流する。