【ホノルル(米ハワイ州)15日(日本時間16日)=磯綾乃】来季はホームラン王だ! 今季初タイトルとなる首位打者を獲得したオリックス頓宮裕真捕手(27)が、24年シーズンの野望を明かした。チームメートとリーグ3連覇を祝う優勝旅行に参加中。「なかなかシーズン中は海とか行けないので。家族も海に行きたいと思っていました」。ハワイアンブルーの海を楽しみつつ、来季に視線を向けた。

実は首位打者以上に、プロ入り以来、狙っているタイトルがある。「長打を狙うというか、できたらホームラン王を取りたいと思っています」。大学日本代表で4番を務め、亜大時代にはリーグ戦14本塁打をマークしたパンチ力が武器。アーチこそ、自分が一番輝く持ち味と自任している。

今季はチーム2位タイの16本塁打をマーク。18本塁打の森、16本塁打の杉本とともに、勝負どころで快音を響かせた。パの本塁打王はソフトバンク近藤ら3人の26本で、届かない数字ではない。チーム内でタイトルを争えば、リーグ4連覇も近づく相乗効果も見込める。「それができたらチームも強いと思う。まずはチームのことを考えて頑張ります」。ハワイでもトレーニングを継続し、バットに磨きをかける。味方とハイレベルに競い合い、キング頓宮の称号を手にしたい。

【関連記事】オリックスニュース一覧