阪神女子野球チーム「阪神タイガースWomen」が20日、甲子園球場の室内練習場で24年のスタートを切った。球団プロスカウト部長、侍ジャパンの女子代表でヘッドコーチも務める木戸克彦氏(62)が監督に就任し、初めての活動。参加した選手たちはノックや打撃練習などで汗を流した。

チーム結成3年目の昨年は全日本女子硬式野球選手権大会で優勝。兄貴分の阪神とともに日本一となったが、全日本女子硬式クラブ選手権では準決勝で読売ジャイアンツ女子チームに敗退。7月の定期戦でも1分1敗と宿敵巨人には勝てなかった。

三浦伊織主将(31)は「昨年とは違うメンバーでの再スタート。4年目でもあり、タイガースを背負っている以上強いチームで居続けたい。ジャイアンツにしっかり勝てるよう、全国大会が2つあるのでどちらも優勝できるように。戦力はそろっていると思うので、チームをまとめることが私の仕事」と意気込んだ。練習前のミーティングで木戸監督は「こんないい環境を与えられているから感謝して。うちは昨年、一昨年(クラブ選手権優勝)と日本一に2回なっているから、それを続けよう」などと呼びかけた。プロスカウトとして阪神の連覇を支えつつ、女子野球でも日本一連覇を狙う。

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